「なかなか決断ができないんです。」
来談された方からそんな話を伺うことがあります。
さらに
「迷って決められない自分が嫌なんです」
とか
「決断力がないところが私の短所です」
と言われる方もいました。
迷って決められないというのは視点を変えてみると、
物事に対して慎重なタイプともいえると思います。
迷ってしまうところがあるだけで、自分を否定しないでほしいものです。
私も買い物に行くと迷うことがあります。
ディスプレイされている洋服をひと目見て素敵!と思って、
そのお店に入って見ているうちに
あ、これ素敵!
あ、これもいいな!
となってきます。
いくつか試着してみるものの、結局選ぶのは
一番最初に素敵だな
と思った洋服だったりします。苦笑
一番最初にいいなと思ったものはやっぱりいいんですよね。
その感覚が大事だと思っています。
といっても
迷いにもいろいろありますよね。
特に
大きな決断をしなくてはいけないとき
は大いに悩むと思います。
私は長年勤めた会社を辞めるのに2~3年はかかりました。
毎日悩み続けたわけではありませんが、
「辞めようかな」
と自分の心に聞いてみると
「NO!」
頭では「辞めたい」と思っていても
心の声は、
「今じゃない」
なんです。
では、どうして辞める決心ができたか。
「辞めようかな」
と自分の心に聞いてみたとき
「OK!」
「大丈夫」
「今辞めなくていつ辞めるの?」
「問題ない」
と心から答えがかえってきた、そのときです。
自分の中で覚悟ができたからともいえるでしょうか。
いつか OK!という答えが返ってくるだろうと
自分の中にある感覚を信じて、答えを待ち続けたんです。
NO!という答えが返ってくるときは辞める決心がつきませんでした。
今でも辞めたタイミングは間違いなかったと思っています。
この感覚は一人一人の中にあります。
誰かに答えを求めたくなる時もあるかと思いますが、答えは自分がもっています。
もし、自分の感覚が信じられないと思うのであれば、
日々の生活の中で自分の感覚を大事にしてみてください。
例えば、
「○○が食べたいなと思ったらそれを食べる」
とか
「○○がしたいと思ったらそれをやってみる」
逆に
「したくないと思うことはしない」
「やりたくないなと思うことはやらない」
そうやって、
日々の生活の中で自分の気持ちを大切に過ごしてみましょう。
すると、
いつの間にか
自分の感覚が信じられるようになると思います。
それが自分への自信にもつながり、自分が好きにもつながります。
あなたの人生が今よりもさらに輝きが増しますように。